京都市美術館エリア
[京都市美術館付属棟]

MIRAGE OF UNDERGROUND

開催時間
17時〜23時(入場は22時半までとなります)

美術館の付属棟。普段なれば、夜の帳に包まれて誰も立ち入れぬ空間が闇夜に息を潜めていたはず。ところが、である。今宵ばかりは、様子が違う。明治酒場の夜宴なのだ。普段は立ち入れぬ地下空間の扉を開ければ、そこに広がる全くの異世界、一夜限りの芸術空間である。暗がりの空間に、ふわりと浮かび上がる作品の群れ。歩を進めるごとに日常と非日常の世界を行き来するかのような錯覚にとらわれることだろう。それはまさに、秋の夜にふと現れた「蜃気楼」。貴方が観るものは、現実か。あるいは夢か、幻か。

  • 内田 恵利 (ARTIST)

    1994年広島で誕生。京都造形芸術大 美術工芸領域 修士2回生。
    2017年 ULTRA GLOBAL AWARD最優秀賞受賞。2018年4月ギャラリーvouにて初個展。

  • チン ユウジュウ (ARTIST)

    1992年台湾生まれ。2011年より日本に渡り、2017年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 現代美術・写真コース卒業、同年にKG+2017(4.12-4.23、5.3-5.14/元・淳風小学校 音楽室)に参加。現在京都を拠点に活動

  • 千合 洋輔 (ARTIST)

    映像デザイナー・映像作家。1990年生まれ。京都精華大学卒業後、フリーランスを経て、2014年よりクリエイティブアソシエーションCEKAIに参加。モーショングラフィックスを軸に、劇場作品のタイトルシーケンスやコンセプトビジュアル、ライブ映像演出やビジュアルパフォーマンスなど、表現の幅を広げながら制作を行っている。近年は、『龍の歯医者』OPや、映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』モーショングラフィックス、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』OPなど、自身が多大な影響を受けた日本のアニメーション作品に携わる。

  • SPEKTRA / Kousei Ikeda
    (空間演出)

    京都を中心に活動するコレクティブでありラボ、またはイベントでありコミュニティ。テクノロジーを表現に用い、Realtime Motion GraphicsやLight Controlによる空間演出、VJやLive Visual、またCreative CodingやAudio/Visualのワークショップやトーク等のイベントも行っている。Kousei Ikeda : SPEKTRAメンバー、プログラマー。
    機材協力 : 1-10, inc.

  • 京都市美術館

    昭和8年に開設されて以来,関西屈指の美の拠点として親しまれ続けてきた京都市美術館は,80年以上の時を経て,建物や設備の老朽化等さまざまな課題に直面していた。多くの市民・美術工芸作家の悲願となっていた美術館の再整備を,市民負担を抑えつつ着実に進めるために,ネーミングライツを導入。趣旨に賛同した京セラ株式会社の支援を得て,2019年度中の再開館に向け,準備を進めている。再整備後の通称は,「京都市京セラ美術館」。最先端の現代アートの展示ができる新館が誕生するほか,京都画壇をはじめとする近代日本画の名品に出会える常設展,若手芸術家の活動支援の場となるギャラリー,カフェやショップを新設するなど,飛躍的に機能が向上する。

  • AMP
    -Ambient Media Player-

    AMPとは、パナソニックの元エンジニアが開発した「住空間ディスプレイ」という新しい概念のプロダクト・サービスです。「静物」で構成された空間に、リズムやゆらぎ、さりげない光の明暗や変化する奥行きを感じさせることで、「生きている空間」を創り出し、心豊かに過ごせる空間を作りたいという想いから誕生したコンセプト。消費されつづける情報としての映像ではなく、人のくらしにそっと”佇む”ような存在に、注目を引く刺激を作るのではなく、想像力がはたらく”余白”をつくるような、現代版のトコノマです。
    パナソニック株式会社 アプライアンス社のGame Changer Catapultで、事業化に向けて取り組んでいます。

  • 松倉 早星
    (Nue inc.代表 / プランナー)

    1983年 北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作プロダクションを経て、2011年末ovaqe inc.を設立。2017年7月より、 プランニング、リサーチ、クリエイティブに特化したNue inc設立。代表取締役就任。 これまで領域を問わないコミュニケーション設計、プランニング、 戦略設計を展開し、 国内外のデザイン・広告賞受賞多数。