[平安神宮 応天門]
百花繚乱 新時代華ノ舞 shin-jidai hana no mai
- 開催時間
- 18時半〜(10分間)
岡崎界隈を歩いていると、ひと際目立つ朱色の門。名を「応天門」という。噂で伝え聞くところによれば、明治酒場の夜、その応天門前にて、未生流笹岡の家元による華の演舞が実演されるそうな。
綺羅びやかな色彩の華が、秋の夕べに咲き誇る。それはまさに、長きに渡った江戸の世が終わり、新時代の文明が百花繚乱した明治の夜を思い起こさせることだろう。
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笹岡 隆甫
(華道「未生流笹岡」家元)華道「未生流笹岡」家元。京都ノートルダム女子大学客員教授。大正大学客員教授。京都市教育委員会委員。京都市の「DO YOU KYOTO?」大使として環境破壊防止を呼びかけている。1974年京都生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。3歳より祖父である二代家元笹岡勲甫の指導を受け、2011年、三代家元を継承。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、日本-スイス 国交樹立150周年記念式典をはじめ、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当した。近著に『いけばな』(新潮新書)。
- 撮影 :
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久保田康夫(STUDIO BOW)
「婦人画報」(ハースト婦人画報社)
2013年1月号掲載写真