能舞 noh-mai
- 開催時間
- 一回目 19時〜(約25分) /
二回目 20時半〜(約25分)
平安神宮の白砂あたり。紳士淑女が慎ましやかに集って、大きな四角の陣営を囲んでいる。そんな様子を見つけたら、それは「蹴鞠能」と思って間違いない。無論、怪しげな儀式ではないので、ご安心を。宮廷文化の蹴鞠から当世風に「いんすぴれーしょん」を受けた表現である。明治酒場なればこそ実現した能と蹴鞠の類まれなる出会い。その妙味、とくとご堪能アレ。
- 宇髙 竜成(うだか たつしげ・金剛流シテ方)
- 宇髙 徳成(うだか のりしげ・金剛流シテ方)
- 赤井 要佑(あかい ようすけ・森田流笛方)
- 林 大和(はやし やまと・幸流小鼓方)
- 渡部 諭(わたなべ さとし・石井流大鼓方)
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宇高 竜成
(金剛能楽堂 能楽師)能楽師シテ方金剛流昭和56年生まれ二十六世金剛流宗家・金剛永謹、及び父・宇高通成に師事。初舞台は3歳。子方時代を経て、プロの能楽師となる。舞台活動の傍ら初心者にもわかりやすく楽しめる「能楽ワークショップ」を企画し、パリ、韓国、アメリカなど海外でもワークショップを行う。現在京都を中心に活動中。
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[いけばな]
笹岡 隆甫
(華道「未生流笹岡」家元)華道「未生流笹岡」家元。京都ノートルダム女子大学客員教授。大正大学客員教授。京都市教育委員会委員。京都市の「DO YOU KYOTO?」大使として環境破壊防止を呼びかけている。1974年京都生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。3歳より祖父である二代家元笹岡勲甫の指導を受け、2011年、三代家元を継承。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、日本-スイス 国交樹立150周年記念式典をはじめ、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当した。近著に『いけばな』(新潮新書)。
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[陶]
小川 裕嗣 (陶芸家)1978年、御茶わんや 玄匋菴 長樂窯に生まれる。父、三代小川長樂に師事。ロクロを用いぬ一品制作、一期一会の世界である樂焼。茶盌を根幹に、能楽、華道など他分野とのコラボレーションやインスタレーションを展開し、国内の美術館・ギャラリー及びアメリカ、フランス、ドイツ、南アフリカなど海外でも作品を発表。過去と現在・日常と非日常の狭間にある茶の湯を多視点で捉え、「境界」で生きる「今焼」を探究している。